思考を挟まない、体感覚のトラウマ感情。

素晴らしいセミナーに参加してきました。

ゲシュタルト療法の神さまと言われる

百武正嗣(ももたけまさつぐ)先生。

 

ゲシュタルト療法というのは

精神分析をせずに

「今ここ」の感覚を取り扱っていきます。

「今ここ」から悩みや気になっていることの

中に眠るものを解決していくアプローチ。

 

10名以上の方が参加したグループセミナー。

初めに気づきのレッスンを行いました。

私たちは普段、

・体の感覚(温かい、冷たい、痛み、かゆみ、感触など)

・外界とのコンタクト情報(眼や聴覚、触覚の情報)

・思考(考えている、思っていること)

という3つの領域を

無意識にスイッチングしながら生活しています。

 

この3つの感覚・情報を

同時に感じることはできず

いつも一つの一つの領域に特化して

感じているのだけど、

それを複合して処理して

感覚や思考、行動の基準などに

反映している。

そのことに意識を果てず生活しているので

知らず知らずにストレスとなったり

本来の自分らしい生き方になっていないことも。

 

まずはその一つ一つの感覚に

気づいていくレッスンを行いました。

 

そのあと、順番に、

個人ワークをしていただいたのですが、

深くて深くて素晴らしかった。

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先生の魔法のような運び、

参加者の方から出てくる感情や気づき。

そしてトラウマからの解放。

私も体験させていただき、驚きました。

今までもいろんなところでトラウマ解放は

体験してますが、

初めて、思考を全く挟まない体感覚の感情?

というものを体感しました。

(文章で書いても分かりにくいと

伝わりにくいと思いますが)

 

悲しい、寂しい、怖い、

という感情があったとして、

私は他の人より感情に気づきやすい方だと

思いますが、

それでも思考を少なからず挟んでいた

感情であったのだなと感じました。

 

昨日のワークでも、

体が勝手に泣き出したり

震えたり、動いたり、

という思考が空っぽの運びを体験しました。

 

私がテーマにしたのは、

「息子が抱きついてきた時に

体の中でグッと起きる拒否反応について」

 

息子は大好きで愛していますが、

なぜか抱きついてきた時に体の中で

グッと防衛の拒否反応みたいなのが

起きていたので気になっていました。

この感覚は、

異性に対するスキンシップの

無意識の恐怖とも通じていました。

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ワークの中で、まずは家族を座布団にて

擬人化して並べていくのですが、

それだけでも怖い感じがして。

(普段はその感覚を

はっきりと意識はしてませんでした)

うちは3人息子なので

それに主人を合わせて

4人の男性に囲まれているわけなのです。

 

その怖い感覚の源として出てきたのは、

幼い頃のセクハラされた体験。

その年齢の私そのものになって

感覚を感じて、言いたかったこと言って、

泣き、怒るという動きをして、解放され、

安心感と今の家族の温かさを

感じることができました。

 

実は今までこの体験は私自身でも

他の機会でも幾度か扱ったテーマでしたが、

昨日のワークは、

次元を超えた体感覚のみの世界。

 

トラウマは、体感覚に宿っている。

そう感じました。

 

トラウマというのは、

頭でわかっていても

体が勝手に反応してしまうもの。

だから理性で「こうあるべき」ではなくて

必要なら、丁寧に感情を解放してあげること。

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家に戻って、

息子がいつものように抱きついてきましたが、

いつものような拒否反応はありません。

安心してスキンシップできました。

 

先生の素晴らしいワークで

より一層、クライアントさんへの関わり方

在り方、改めて深い気づきをいただきました。

今後も精進して学びを深めて

よりお役に立てるように・・・。

心理は本当に奥が深い面白い世界です。

 

ご興味ある方、

ぜひ百武先生のワーク行かれてみてくださいね↓

ゲシュタルト療法 百武正嗣先生

 

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